2020年5月15日

2020年3月に提供したオンラインファシリテーショントレーニング(FIZトレーニング)のトレーナートレーニングをオンラインで実施しました。20名ほどの人たちがトレーナートレーニングを受け、オンラインでファシリテーションを行うときの鉄則や経験則、原理や方法を他の人たちに共有することができるようになりました。

オンラインファシリテーションのトレーナートレーニングでは、オンラインでファシリテーションするためのスキルトレーニングをどうやったら効果的に提供できるか、を目的にしつつ、ファシリテーションという技法の背後にある理論や思想も理解して、新たな創意工夫ができるための探索を行いました。

ビデオ会議における意識の転換については先月のサンタフェ通信でも言及しました( http://starclubseminars.com/writings/entry346.html )。パンデミック危機は必ず終わります。日本における緊急事態も解除されていき、「日常を取り戻す」活動が増えてきます。単に取り戻すだけでなく、新しい日常を構築することが大切です。2019年以前の世界に戻るのではありません。2020年以降の新しい世界を生み出すのです。

オンラインファシリテーションはその可能性を見出すための重要な足がかりになりえます。

テレビ番組のベテランプロデューサーが言っていました。スタジオ収録のトーク番組で重宝された「ガヤ芸人」が、オンライン収録では邪魔になるのだというのです。これはスタジオとオンラインとでは環境が異なり、作法が異なり、同じことをやっても結果が異なることを意味しています。

リアルな会議室ではワイワイガヤガヤして賑やかに意見交換することでできたことが、オンライン会議室では同じことをやろうとしたらできないばかりかノイズばかりで非生産的な時間になってしまうという現象と通じるかもしれません。

オンラインファシリテーションのトレーニングを受けたい人がいたら連絡してください。トレーナーを紹介します。