会社などの会議では、

「存在感を示すために何か発言する」

という人たちがいる。

社風にもよるが、結構たくさんいる。

これが本当に迷惑だ。

言うべきことを言うべきタイミングで言うのがいい。

言うことないなら黙ってるのが一番いい。

言うことない奴らが「存在感を示す」ために無駄口をきくために会議がやたらと長引く。

組織の生産性を劇的に下げるのは

「存在感を示すために何か発言する」

という人たちがいる会議である。

しかしこれはその人たちを一方的に責めるわけにはいかない。責めてもあまり意味がない。

だってその人たちの中には生き残りのために一生懸命やれることをやってる人たちが多いのだ。

黙っていると存在感が失われるような組織のシステムが間違っているのだ。

会議のファシリテーションが大事だと言われるようになって何十年も経つようだが、大事なのは会議中に何をするかよりも、会議の前に会議をデザインすることのほうだ。

存在感を示すために無駄な発言をしなくてはならないと思わせるような「空気」を作っているのは、デザインが悪いためだ。

ファシリテーターの仕事は、会議が始まる前のデザインから始まる。