2022/9/17(土)ヤロン・ブルック氏を再び東京に呼んでセミナーを開催します。関心のある方はお見逃しなく。通訳付きです。

9/17(土)朝 資本主義の真実に迫る 柿埜真吾氏× ヤロン・ブルック氏 特別トークイベント
https://peatix.com/event/3347228/
9/17(土)午後 分断と混迷の世界にこそチャンスと希望がある ヤロン・ブルック来日セミナー
http://starclub.site/yaronbrook_2022/

オブジェクティビズムとは

世間における道徳が、あれをするな、これをするな、といったルールのかたまりであるのに対し、オブジェクティビズムの考え方は、一人ひとりが自分自身の真の利益を追求することをガイドする方法なのである。倫理的・道徳的とは「自分のためになっているか」である。

なぜ利他主義ではダメなのか

約30年前に出会った哲学者アイン・ランドの洞察であり、哲学だ。哲学的な呼称としては倫理的利己主義である。倫理的利己主義は世間の常識の大半に反するばかりか、古今東西の思想の歴史の中でも異端と言っていいほどの独創的発見である。

そして詳しく見ていけば、それが奇をてらった成功哲学などではなく、極めて理性的で合理的な思想だということがはっきりとわかるはずだ。アイン・ランドの哲学オブジェクティビズム(客観主義)においては、倫理的であることと実用的であることは対立しない。それどころか、完全に一致する。

世間で道徳倫理といえば「殺すな」「盗むな」「姦淫するな」などの禁止事項や「自分のことを後回しにして奉仕しろ」「世のため人のために仕事しろ」などのように、しばしば自分が望むこととは反対のことを命じられる印象があるだろう。客観主義・倫理的利己主義においては逆である。「自分のために生きる」ということが道徳的であると同時に実用的なのだ。これが利己主義と利他主義の大きな違いである。

人が幸福に一生を生きるには「自分のために生きる」必要がある。ところが利他主義のイデオロギーは「他人のために仕事しろ」と命じてくる。そこに最大の葛藤が生じるのだ。倫理的利己主義には葛藤がない。誰かのために何かするのは自分の選択だ。他者を助けること自体は「自分のために生きる」ことと矛盾しない。それどころか、むしろ自分にとって大切な他者を助けることこそ真に利己的であり、「自分のために生きる」ことそのものなのである。

書籍の紹介

SELFISHNESS(セルフィッシュネス) ― 自分の価値を実現する

アイン・ランド (著)

田村 洋一 (監修) オブジェクティビズム研究会 (翻訳)

スティーブ・ジョブズ、ピーター・ティールなどアメリカの起業家、そして知識人たちに多大な影響を与え続ける作家/思想家アイン・ランドのエッセイ集 人生の目的とは何か? そのための自由な社会とはどのようなものか?

『CREATIVE DECISION MAKING 意思決定の地図とコンパス』

田村洋一(著)

これまで数多くのビジネスパーソンやエグゼクティブ層の意思決定を助けてきた著者がまとめた「創造的意思決定」の全て。本書で語られる「創造的意思決定」は、読者の意思決定の考えを大きくアップデートすることになるでしょう。意思決定について学びたい方、意思決定をアップデートしたい方/望む成果や価値を創り出したいビジネスパーソン/常に難しい決断を迫られるリーダー層/起業、キャリアチェンジ、結婚・離婚など人生の転機にいる全ての人々にお薦めします。

動画解説

米国アイン・ランド協会理事長ヤロン・ブルック氏による「ヤロン・ブルック白熱教室〜アイン・ランド哲学とマネーの未来」(2019年)

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日本アインランド協会(ARCJ)

脇坂あゆみさんが主宰している日本アインランド協会のWebサイトです。書籍やインタビュー動画など情報が充実しています。

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